兵庫県三木市の認定こども園さんに行ってきました
本日10月26日(金)は、ゆず代表西村(通称:ゆずのおっちゃん)が兵庫県三木市の三木市立よかわ認定こども園さんで、保育士さん向け講演を行ってきました。
午前中からお邪魔し、保育の様子を拝見した後、午後から講演を行いました。
給食もご馳走になりました。美味しかったです(^^)v
よかわ認定こども園さんでは、課題保育などにおいて目的や手段をしっかりと掲げ、「目的・目標を明確にした保育」を実践されていました。
午前中の設定保育を拝見しましたが、運動能力を高める取り組みを、「遊びの中で実践」されています。
そのため、子どもたちは、楽しみながら体作りが行えていました。
午後からの講演では、「子どもの体は、遊びの中で養われる」ということを主題にお話させていただきましたが、こちらの園ではすでにそれを実践されているので「私の講義は必要ないんじゃないか・・・」と少し不安になったのは、ここだけの話です(笑)。
また、講演後、「気になるお子さん」のご相談が、それぞれの担任の先生からありました。
歩くことや体の使い方が気になる、すごく不器用、目が上手く使えていない、など(どの園でもそうですが)一定数、そういった課題を持つお子さんがいます。
講演会場に直接お子さんを連れてきていただき、私がお子さんのお体を簡単に評価した上で、担任の先生と一緒に今後の遊び方や気をつけておくべきことなどを検討しました。
ゆずでも、体の発達などに関するご相談をいただきますが、本来はこういった保育の場面で(生活の場面で)保育の先生と一緒に、今後を検討していく、というのが理想なのです。
そして、今回の講義でオシマイではなく、今後も担任の先生が気になるお子さんや体の発達について相談したいお子さんに対して、私が個別に相談に乗らせていただくことになりました。
保育園講義では、ほとんどが、一期一会となるのですが、こういった継続した関わりができる機会をいただけたのは、私にとっても嬉しい限りです。
私自身、今日評価させていただいたお子さんの経過も気になりますしね。
保育は、ただの遊びではない。子どもの未来を作る活動だ!
ところで、この写真はよかわ認定こども園さんの園庭です。
私が子どもの体作りにおいて、最もお勧めする遊具、ジャングルジムとジャングルジムより高いすべり台があります。
こういった遊具を上手く活用することで、遊びが遊びでなくなります。
保育を「ただの遊び」と思ってはいけません。
保育園での遊びは、子どもの未来を作るための活動です。
保育園での遊びは、体の発達だけでなく、「小学校4年生以降の学習(勉強)にも効果がある」ということは意外に知られていない事実です。
実は幼児期の活動は、小学校高学年くらいになって、その効果が出てくるのです。
スポーツでは、その効果は出ません。
遊びでないとダメなのです。
そう考えると、保育士さんという仕事は、「子どもを預かる仕事」ではなく、「子どもの未来を作る仕事」だと言えます。
私は、その理由を医学的な根拠を交えてお話しすることで、保育士さん自身にもっとエネルギッシュになってほしい、と思って講演会活動を続けています。
「私達が普段何気なく実践している保育活動が、そんな意味を持っていたなんて…。ますます保育士という仕事が好きになりました」というお言葉を伺います。
それが、子どもに還元される。
これこそ、私がこの仕事を続けているエネルギー源なのです。
三木市立よかわ認定こども園さんは、とにかく保育の先生方が熱心で、「少しでも子どものために、何かしてあげたい」という熱意がとても伝わってきました。
また今日は、三木市の教育委員会の次長先生も来られており、三木市の教育行政についても、色々とお話を伺わせていただきました。
三木市では、子育て支援にも力を入れておられるということで、市としての取り組みにも熱意を感じることができました。
熱いぜ!三木市!!
そして、これからも応援するぜ!三木市!!
園長先生、主任先生、教育委員会の次長先生をはじめ、保育士の先生方、ありがとうございました。
次回、また、お会いできることを楽しみにしています!
さあ、明日は大阪府豊能町立吉川保育所さんで、講演&ディスカッションです。
自分でも、「本当に保育士さんが好きなんだなあ」と思います。
それは、「子どものために、何かしてあげたい!」という熱意を持った方が多いからです。
ゆずのおっちゃんは、これからも熱意を持った保育士さんを、熱意を持って応援していきます。