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発達検査の落とし穴は、「だったらこうしてみれば?」が無いこと。それなら受けないほうがマシ

 

乳幼児健診で、「少し専門の方に見てもらいましょう」と言われたとします。

そこで、行けと言われた子ども家庭センターなどに行くと、臨床心理士さんなどが発達検査を行ってくれます。

神戸なら、ハーバーランドにある「子ども家庭センター」ですね。

また、療育センターという専門機関でも検査をしてくれます。

 

そこでは、一般的によく使われている「新版K式」というテストがなされます。

「姿勢・運動面」「認知・適応面」「言語・社会面」の3項目からなる検査で、お子さんが今どの状況にあるかをチェックします。

 

それによって、発達年齢や発達指数といったことが分かります。

要は、「あなたのお子さんは、○歳○ヶ月ですが、検査結果では、△歳△ヶ月くらいにいます」など、平均からどの程度の遅れがあるのか、あるいは平均なのか、それ以上なのかということが分かります。

 

それは、それでいいですよね。

参考になるし、目安になります。

また、将来もう一度検査を受けた時、伸び率が分かります。

遅れを指摘して、「はい、お疲れ様でした」だと?

問題は、その後。

 

もし、あたなのお子さんが新版K式検査を受けて、「○○くらいの遅れがありますね」と結果を教えてもらい、検査結果用紙を渡され、「はい。お疲れ様でした」と言われたらどう思いますか?

きっと、こう思うに違いありません。

「で、どうしろと?」

※大事なことなので、デカ文字、太字、アンダーラインをしておきました。

 

もちろん、心理士さんは教えてくれません。

だって、検査をしてくれた心理士さんは検査者であって、コンサルタントではないし、セラピストではないからです。

 

例えば、姿勢・運動面が遅れていたとしますね。

歩いてもいい時期なのに、歩かないお子さんなら、当然点数は低くなります。

でも心理士さんは、「歩けていないのは、股関節の筋肉が弱いのと、体幹の安定性が未発達だからですよ。だから○○のような運動をさせれば、改善が期待できますよ」なんて絶対に言ってくれません。

なぜなら、そんなことは理学療法士(または作業療法士)しか分からないからです。

でも、発達検査の場に(乳幼児健診の場にも)理学療法士はいません。

 

言葉の発達も同じことが言えます。

検査で、言葉の遅れがあることが分かったとします。

でも心理士さんは、「今言葉があまり出ていないのは、言葉の意味は分かっていますが、言葉を出す準備が整っていないからですよ。だから△△のような関わり方をしてあげれば、言葉が出てくるようになりますよ」なんて言ってくれません。

それは、言葉を引き出す専門家が言語聴覚士だからです。

 

言葉の発達なら、言語聴覚士がアドバイスしてくれます。

でも、発達検査の場に言語聴覚士はいません。

 

だから、「心理士さんが何も教えてくれなかった」と言ってはいけません。

心理士さんを責めるのは、お門違いです。

 

心理士さんが悪いのではなく、具体的な説明ができない環境にある「発達検査の仕組み」が悪いのです。

改善を求めるなら、心理さんの対応を指摘するのではなく「仕組みを変えてほしい」と要望するべきです。

 

お分かりでしょうか。

「検査結果を教えてもらっても、『じゃあどうすればいいか』ということは、誰も教えてくれません」

※大事なことなので、デカ文字、太字、アンダーラインをしておきました(笑)。

「指摘すること」と「具体的なアドバイス」はセットでなければならない

できないことを指摘するだけでは、ダメです。

それでは、居酒屋で「今の政治はなっていない!」と怒っているおっちゃんと同じです。

具体的に、どこにどう課題があって、どうすればその課題がクリアできるのか、を説明しないと意味がありません。

それも分かりやすく。

指摘するだけでは、何も始まらないのです。

できないことを指摘しても、子どもは伸びない。「だったらこうしてみれば?」が子どもに自信を持たせる

だったらこうしてみれば?で保護者の方の気持ちは救われます。

子どもは、存在を認められます。

そして、少しずつ頑張ってみようという前向きな姿勢につながっていきます。

 

これが、人を支援する仕事で最も大切にされるべきことです。

 

発達検査は、車の車検とは違います。

 

セーフかアウトかの判定をする場所ではありません。

もし、発達の遅れがあったなら、発達検査の場は、新しい生活スタイルのスタートラインになるかもしれないのです。

これを境に、新しい人生が始まることだってあるのです。

 

「検査で分かった子どもの課題」と「その課題をクリアする方法(または生活の中で受容していく手段)」がセットで説明される必要があります。

検査の場でアドバイスできないなら、すぐにアドバイスが受けられる場所をご案内するべきです。

 

それがないから、保護者の方は、余計に不安になるのです。

検査を行い、結果を伝えるということは、検査側にとっては流れ作業かもしれませんが、保護者の方にとっては、ものすごく緊張し、検査結果に一喜一憂し、不安が募り、また検査者の一言で救われることもあるのです。

ホスピタリティが絶対に必要です。

仕組みが変わらないなら、ゆずのスタッフが不安な保護者を救います

発達検査で遅れを指摘され、具体的な手立てを教えてもらえずに、途方に暮れているママさん。

発達検査の結果を持って、ゆずに来てください。

今できる手立てを一緒に考えます。

 

実際に、発達の不安を持ち、ご相談にお越しいただいた方から「希望の光が見えました」と喜びの声をいただくこともあります。

とても光栄なお言葉ですが、私たちは特別な魔法を使っているのではありません。

 

検査結果を元に、専門家としての評価を行い、日常の中での具体的な手立てについてご説明し、お子さんとママさんの味方でいるだけです。

本当に、それを実直に続けているだけです。

 

だから、不安な方は、いつでもゆずの扉を叩いてください。

「子育ては、おもしろい」と感じてもらえることを最終目標に、今日も「日常の中で取り組める方法」を一所懸命考え、ご提案します。

 

いつでも私達を頼ってきてください。

頼られたら、精一杯、期待に答えられるよう努力するのが、専門家の役割です。

 

不安なことは、何でも聞いてください。

スタッフの心の鍵は、いつも開けています。

 

少し長くなり、そして少し横道に逸れましたが、私の結論は、こうです。

「だったらこうしてみれば」の提案がない検査なら、受けないほうがマシです

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