言葉の遅れ・吃音のあるお子様のためのオンラインレッスン

療育機関では学習支援をしてもらえない理由【小4までに手立てを!】

学習のつまずきは、小学4年生頃に本格化する

発達に遅れのあるお子さんの中で、学習につまずきがあるお子さんは多くおられます。

例えば、小学校に上がる時、コミュニケーションなどに大きな課題もなく、いわゆる「普通級」に進学したとします。

MEMO
ちなみに私は、こういった普通級とかという言葉自体が嫌い(何を持って「普通」とするのかが分からないので)なのですが、今回はそれについては置いておきます。

普通級に席を置き、みんなと同じように授業が受けられても、学習に課題が出てくることがあります。

その原因として考えられる一つ目の理由は、目の使い方が上手くないため、先生の板書についていけないという問題があること。

もう一つの理由としては、文章を読み解くことなどが苦手なため、文章題になると問題の意図を理解し辛くなるという問題があることです。

 

ひとつ目の問題である「目の使い方」に関しては、いわゆるビジョントレーニングなど、アプローチ方法はあります。

ところが、ふたつ目の文章の意図を読み解く、ということについては、そのお子さんが、「どこにつまずきがあるのか」「どう説明してあげれば、文章を理解しやすくなるのか」ということの取り組みが必要になってきます。

 

特に小学校4年生になると、学習内容として「概念理解」が必要になってきます

例えば分数や小数点、マイナスなどの概念理解は、以後の算数や数学の基本となります。

この図は、私が子どもの発達について、講義を行う時によく使うスライドの一枚です。

俯瞰力や概念力は、幼児期の「登る遊び」で養われるのですが、こういった概念を読み解く力は、当然学習にも関係してきます。

 

上にも書いたように、小学校4年生から「概念力=問題を読み解く力」が重要になってきます(そういう意味では小学校4年生は、とても重要な時期です。意外と気付かれていない事実ですが、学校の中で優秀な先生こそ、4年生を担当するべきだと思っています)。

文章題は、このスライドに書いているように、「見えてない部分を想像する力」が要求されます。

つまり算数の問題であったとしても、国語力が求められます。

ゆずのレッスンの中でも、言語聴覚士が学習支援を行うことがありますが、重要なのは、「問題の意図を適切に捉えられているか」というところです。

公的療育機関で、学習のつまづきへの支援はしてもらえない理由

もしかしたら、実施している自治体もあるかもしれませんので、ここでいう公的療育機関とは私の勤務していた神戸市の公的療育機関という前提でお話を進めていきます。

 

学習支援の中での重要なポイントは「問題の意図を考える=相手の伝えたいことを汲み取る」ということになります。

意図を汲み取ることが難しいお子さんに、そのスキルを上げるためのレッスンを行うのが、言語聴覚士です。

だから、療育機関で言語聴覚士が学習支援を行えば、学習効果を上げるだけでなく、社会性を向上させるレッスンにもなるので、一石二鳥なのです。

 

ところが、公的療育機関では学習支援は、行われません。

その理由は、3つあります。

1.レッスンの頻度を確保できないから

学習支援を行うには、少なくとも週に1回、できれば週に2回程度の通所が必要です。

例えばゆずが今年の夏休み期間に行う学習支援は、週2回の頻度で計8回の実施回数でプログラム化しています。

そのぐらい集中して行わないと、効果が蓄積されていかないからです。

 

しかし、待機人数を減らすという大命題のある公的療育機関では、一人のお子さんに週2回のレッスンを割り当てることはできません。

これは神戸市に限らない話ですが、多くの療育機関では、月に1回の頻度がやっとです(さらに神戸市の場合は、月1回を1クール(半年)受けたら、以後療育は全く受けられなくなるという独自ルールがあります)。

つまり、頻度を上げることができないため、頻度を上げる必要のある学習支援はできない(しない)ということになります。

2.学習支援は、長く継続する必要があるから

学習というものは、短期間だけ行えばいいというものではありません。

一定期間集中して取り組み、学習の仕方(子どものつまずくところ)が理解できたら、そこからが本当の学習になっていきます。

例えばゆずでは、夏休み期間の集中的な学習支援が終わった後も、保護者の方のご希望に応じて、オンラインや対面でフォローアップをする仕組みもご用意しています。

 

公的療育機関では、次の子どもが待っているので、何があっても半年で終了にしなければならないという事情があります。

だから学習支援はできません。

3.セラピスト(教える側)のスキルの問題

学習支援で大切なのは、担当セラピストが、「お子様がつまずいている部分を見極め」、「どうすれば分かるようになるのかの手立てを考え」、さらに「子どもに合った勉強の教え方を保護者の方に教える」、というスキルが求められます。

つまり、一般の学習塾のように、勉強を教えるだけでは不十分で、教え方を教える能力が求められます。

 

例えばゆずの夏休み学習支援では、保護者の方の同室が必須です。

なぜなら、保護者の方に、「我が子の苦手な部分を理解し、保護者の方が問題を解けるコツを知り、教えていく」ことを重要視しているからです。

 

多くの保護者の方が、宿題を教えていて、我が子と喧嘩になってしまいます。

それは、保護者の方が、「我が子のつまずくところ」を良く知らないためです。

 

「この子は、こういう捉え方が苦手だから、こういう時は、こう説明しよう」と対処方法を知っていると、喧嘩にならずに教えていくことができます。

つまり、保護者の方に教えるコツを上手く教えられるセラピストが求められますが、若いセラピストの派遣に頼っている公的療育機関では、それは難しい相談です。

お任せコースでは、子どもが犠牲になります

以上のような理由から、公的療育機関では学習支援はしてもらえません。

 

「そもそも、療育機関は塾ではない」という考え方が普通なので、保護者の方が問題に気付かなければ、誰も手を差し伸べてくれません。

つまり、受け身であれば、そのまま問題は放置されます。

そして、その犠牲になるのは、他でもない、つまずいて困っているお子さん自身なのです。

 

お任せコースではなく、保護者の方が主体性を持って、子どもの最適な学習方法について考えていただければと思います。

 

ちなみに、ゆずの学習支援が1年生の保護者の方を対象にしているのは、保護者の方が、「お子様の学習のつまずく部分や特性を知り、我が子への教え方をきちんと学んでいただくため」です。

それさえ理解できていれば、2年生以降も安心して自宅での学習指導も行えるはずです。

 

ゆずの「夏休み親子学習教室」は、言語聴覚士がお子様のつまずきの原因をチェックし、ご用意したワークや夏休みの宿題に取り組む中で、お子様のつまずく部分を評価し、「どう説明すると分かってもらえるのか」といったことを保護者の方に分かりやすくご説明します。

ご関心がありましたら、どうぞお問い合わせください。

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