セミナー開催!「言葉の遅れがあるお子さんの言葉を引き出すコツ」5月30日神戸市内

発達障害のある子どもの外反扁平足は、膝の痛みを引き起こすリスクが高いので注意!

低緊張のお子さんは、足の形にも注意しておきましょう

発達に遅れのあるお子さんの中には、低緊張の方が多くおられます。

低緊張とは、筋肉の張りが平均よりも少し低い(張力が弱い)状態のことを指します。

 

筋肉は、適度な張りを保っています。

分かりやすくいうと、パンツのゴムのようなものです。

適度な張りなら良いですが、張り具合が強すぎると、お腹に食い込んで痛いです。

逆に張りが弱すぎると、ズってしまいます。

このようにパンツのゴムは、適度な張りを保っておく必要があります。

 

人の筋肉もそれと同じで、適度な張りがあることで綺麗な姿勢を保ったり、体をしなやかに動かすことができます。

 

さて、低緊張のお子さんにもよく見られる身体の現象として、外反扁平というものがあります。

裸足で立った時、足の裏の内側(親指側)が、内に寄った状態を指します(足の裏の小指側が少し外側へ開いている状態)。

足の裏が「外」に「反っている」から、「外反」といい、土踏まずが形成されていないので、扁平(足)と言います。

これを合わせて、「外反扁平」と言います。

参考

Google画像検索子どもの外反扁平足

 

外反扁平では、真っ直ぐ立っていても、常に足の重心が内側にかかり続けています。

そのため、それに連動して、膝の関節も内側に寄ってきます。

左右両方とも膝が内側に寄ってくれば、「X脚」になります。

成人後、その痛みの多くは「付き合っていくしかない」

こういった膝の状態で、何年も経過し、成長とともに膝にかかる負担が増えて来ると、膝の周りの筋肉に不調が出現し、やがて「膝の痛み」につながってしまうことが多くあります。

私は、公的療育機関に勤務していた時、成人の方を対象とした施設(授産施設や就労継続支援事業所など)から依頼を受けて、発達障害のある方の体の評価や日常生活指導などを行ってきました。

そこでは、多くの方が、膝または腰の痛みを訴えているという現状がありました。

 

以前の記事でも書きましたが、成人後に痛みが出てからでは、どうしようもありません。

これ以上ひどくならないようにするのが精一杯です。

発達障害のあるお子さんの体の問題が放置されている。将来、慢性痛につながりますよ、と断言できる理由

そのため、外反扁平のあるお子さんの場合、成長している間に、適切な対応をすることが大切です。

注意
ただし、子どものうちに適切に対処しても、成人後痛みに悩まされることもあります。それだけ、変形や痛みを予防するということは難しいことなのです。

外反扁平かどうかは、整形外科で判断してもらえます

外反扁平かどうかの判断は、医師が行います。

そのため、「外反扁平ではないのかな?」「将来問題にならないかどうか心配」といった場合は、整形外科を受診し、医師の判断を仰いでください。

外反扁平は、骨の並びがずれていたり、特定の筋肉に負担がかかっていることもありますので、素人判断せずに病院を受診してください。

また、外反扁平の治療として良く用いられるのが、足底板(そくていばん)と呼ばれる靴の中敷きです。

これは、治療効果が見込まれると医師が判断した場合、健康保険制度などを利用して作製することができます。

合わせて、足首の関節の柔軟運動や筋力トレーニングといった、理学療法が処方されることもあります。

靴の選びかた、履かせ方も重要なポイントです

外反扁平がなくても、子ども(特に幼児期)の靴選びは、慎重に行わなければなりません。

ましてや、外反扁平があるお子さんの場合、予防の意味も含めて、足に合った靴選びが重要になります。

これについては、コラムサイト「LATTE COLUMN」で記事を書いていますのでご参照下さい。

 

ここでは簡単に、靴選びのポイント3つご紹介します。

  1. キャラクターで選ばないこと
  2. 紐靴またはマジックベルトの靴を選ぶこと
  3. つま先の余裕がありすぎる靴は選ばないこと

また、履かせ方も重要です。

  1. 踵を合わせる
  2. 紐またはマジックベルトをしっかりしめる(得に足首に近い部分)
  3. つま先に少し余裕があることを確認する
MEMO
こういったお話は、3月17日(土)のセミナーでもご紹介します。ご関心のある方は、どうぞご参加下さい。

セミナーのご案内

ゆずでも歩き方や足の形、体の使い方などをチェックします

ゆずでも、理学療法士の西村が、「歩き方がおかしくない?」「これってほっておいていいの?」「今できることがあれば取り組みたい」などのご心配ごとについて、予防の観点からアドバイスを行っています。

詳細をお伺いした上で、評価をさせていただいた方がよいかどうか判断しますので、まずはご連絡ください。

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ご注意
外反扁平かどうかの診断は、医師しか行なえません。ゆずで行っているのは、あくまでも相談と評価、日常の中でのアドバイスなどです。足底板の作製、治療などの医療的ケアは、整形外科医にご相談ください。

まとめ

  • 低緊張のお子さんの場合、足首が歪む外反扁平が見られることが多くあります。
  • 成人後、痛みが出た場合、完治は難しく、基本的に痛みとつきあって行くしかありません。
  • 子どものうちにきちんとケアをしてあげることが何より重要です。
  • 外反扁平の診断や治療に関する相談は、整形外科を受診しましょう。
  • ゆずでは、予防の観点から、お子様の足の状況や歩き方などを評価し、日常生活上のアドバイスを行っています。

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