いつも本当にありがとうございます!
通い始めてまだ数回ですが、息子の言葉がどんどん出てくるようになったり、何より「伝えたい!」という気持ちが感じられる場面が増えたり、コミュニケーションの質が良くなっていることを感じます。
何を考えているんだろう?こういうときどうしたら良いのだろう?
私の対応は、本当にこの子のためになっているんだろうか?
ひとりで悩んでいた時と比べて、子育てが格段に楽しく、やりやすくなって、私が笑顔でいられることも増えました。
困ったときも、メールや次回行くときに先生に相談しみよう、と思うことで悩みすぎることも減りました。
いただくアドバイスもいつも実践的で今日からやってみようと思える具体的なことが多くありがたいです。
「おはなしのせんせいのとこ、いくー!」と笑顔の息子と、これからもお世話になります!
漠然とした不安を持ちながら、ご相談にお越しになったママさん
Nくん(イニシャルは変えています)は、3歳の男の子さんです。
ご感想にもある通り、ことばでの表現が少ないNくんに対して、以前からママさんは、「我が子に対して、どのように関わったあげるのが良いのだろう?」と悩み、ゆずのご相談にお越しになりました。
ゆずの相談・レッスンでは、まずはママさんのお悩みをじっくり伺うことから、はじめました。
ご相談当時のママさんは、「具体的にどのように対応すればいいのか」がよく分からず、漠然とした不安をお持ちでした。
言語聴覚士は、普段のNくんの様子を評価しながら、日常生活の中での様子などを聞き取り、Nくんの課題を整理しました。
その後、レッスンを重ねる中で、Nくんの特性をママさんにご説明しながら、具体的な場面での対応方法や褒めて伸ばすことの重要性などについても、アドバイスさせていただきました。
ご自宅での取り組みが、お子様の言葉を伸ばした!
Nくんのママさんは、言語聴覚士がレッスンでお話ししたことや、振り返りメールで「一度取り組んでみてくださいね」とお伝えしたことを、継続してご自宅でも取り組んでくださいました。
ママさんの取り組みも適切だったお陰もあって、Nくんの言葉は、はじめ2語文だったのが、今では4語文を話せるようになるまでに成長しました。
また、この数ヶ月で形容詞も上手く使えるようになってきました。
さらに、ことばの数だけでなく、状況に応じてことばを使い分けるようになったことで、今Nくんの社会性は広がりつつあります。
コンビニのレジで店員さんとやり取りが出来たNくん
ある日のレッスンで、「お店やさんごっこ」をしました。
その遊びの中で、言語聴覚士とやり取り遊びができていることを見たママさんは、「実際のお店でもさせてみよう」と考え、立ち寄ったコンビニのレジで、実際に店員さんとやり取り(商品を買う行為)をしてもらったそうです。
もちろん、そこにはママさんの「色々なことを経験させてあげたい」という想いがあったことは言うまでもありません。
Nくんはレジに大好きな豆乳(可愛い!!)を持っていき、お店の人に豆乳を渡し、お金のやり取りもできたとのことです。
ママさんの「経験させてあげよう!」がNくんの持っていた能力を引き出したのです。
子育てが楽しくなった、は療育の目指すべき目標!
ママさんは「子育てが以前より楽しくなりました」とおっしゃいます。
もちろん、Nくんの課題がなくなったわけではありません。
そしてこれからも、新たな課題が表れてくることもあるでしょう。
けれど、ママさん(もちろんパパさんも)が子育ての楽しさを感じておられるなら、それはパワーの源になります。
子育てのパワーの源は、ママさん・パパさんが「子育てって楽しい!」と思うことです。
そう思うためには、お子様の成長を実感していただくことです。成長を分かりやすく伝えることです。
それが支援者の基本姿勢です。
私たちも子育て支援のあり方を学びました
Nくんのママさんの姿を見ていて、私たちスタッフも学んだことがあります。
- ママさん自身も学びを得て、お家でできることを取り組んでいただくことで、療育の効果は倍増するということ。
- 日常生活の中で、お子様のできそうなことをトライさせてみる勇気を持つことの大切さ。
- 「子育てって楽しい!」という思いは、色々と起こりうる困難を打破するための、最強のエネルギーになるということ。
そう考えると、本来支援者であるはずのゆずのスタッフが、実はNくんご家族から学ばせていただいていることがいっぱいあるということを実感します。
療育サービスを提供することとは、親子の絆を深めるお手伝いをすることのような気がします。
悩まれていたママさんの表情が、少しずつ明るく、楽しそうになっていく様子を見ていると、私たちまで嬉しくなると同時に、もっと私たちにできることを探そう!と思わずにいられません。
Nくん、ママさん・パパさん、もっともっと毎日を楽しくしていきましょう!
私たちもできる限りのサポートをさせていただきます!