言語聴覚士と話そう!「言葉を引き出すコツ講座」&茶話会(2018.7.3)

ギャラクシーブックスさんより、発達障害に関する書籍出版のご依頼→納得できなくてご辞退申し上げた話

こんにちは。
ひさしぶりの代表のつぶやき部屋へようこそ。

このコーナーは、ゆず代表の西村が、日々の出来事や思うことを書き綴る、かなり自己満足的な話題でお送りしています。

いつの間にコーナーになったんだろう…。

ゆずにかかった一本の電話、「本を書いて下さい」

先々週末、ゆずに一本の電話がありました。

「私、ギャラクシーブックスの◯◯と申します。ぜひ西村さんに『発達障害のあるお子様を育てているお母様』向けに、本を書いていただけないかと思いまして…」というご依頼。

おー、来た。書籍執筆依頼。

「だけど、なんで私に?」

という問いに対して、担当者の方は、

「実はこれまでゆずさんのブログを拝見したんです。その記事を拝見していて、『ぜひ西村さんに、子育てに不安のあるお母さんがたに向けた本を書いていただきたい』と思いました。」

とのこと。

「本の執筆とかは、ご関心ありませんか?」

「ありますよ。もともとKindleとかの電子書籍を自分で書こうと思っていましたので。さすがに紙での出版はまだ考えていませんが。」

「そうなんですか。ぜひ弊社からの出版をお願いします!早速ですが、簡単にヒヤリングをさせていただきたいのですが、一度お伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。」

「とりあえずお話を聞かせていただきます」

ということで、翌週すぐにギャラクシーブックスの編集者さんがゆずにお見えになりました。

 

で、色々話を聞いていると、ギャラクシーブックスさんは、なかなかおもしろい出版社さんのようです。

特徴的なのは、「売れてから、印刷・製本する」というシステム。原則Amazonでの取り扱いのみで、コンビニの陳列棚にも置いたりすることもあるそうです。

本来、書籍は在庫管理が必要で、発行部数>販売数だと、在庫が残ってしまいます。

しかし、発注があってから印刷・製本・出荷すれば、コストは最小限です。もちろん売れなかったときのリスクも最小限です。

こういうのを考える人って、賢いよなあ、と思いながら説明を受けていました。

出版に掛かる費用(著作権の取得など)は著者負担?

さてさて、編集者さんとの打ち合わせでは、私のゆずにかける想い、発達に遅れのあるお子様を持つ親御さんに伝えたいこと、出版社として書いてほしい視点などについて、1時間半程度お話しました。

・専門的な本ではなく、一般の方が読んでも分かりやすい本であること。
・来年執筆、再来年発行の予定であること。
・私の想いや事例をあげた内容にしてほしいこと。

その中で、編集者さんの一言が印象的でした。

「著作権取得など、出版に掛かる諸費用は著者様にご負担いただいていまして、その額が合計で◯◯〜△△万円程度となります。」

???

あれ?出版って、著者負担は基本ないはずだよなあ?

と思っていたら、編集者さんが、

「印刷にかかるコストなど、注文があってからの部分については、弊社負担です」とのこと。

「ぜひ、執筆をお願いします。社内企画が通るように、私も頑張って企画書を書きますので!」と言って編集者さんはお帰りになりました。

よーく考えると、何だかヘン?

家に帰ってから、どうも「?」な感じがするので、よーく考えてみました。

  • 著作権取得や編集作業でかかる費用は、著者が負担。
  • 本は、Amazonで販売され、売れるとAmazonが自動で製本・発送。
  • 印刷や製本に関する費用は出版社が負担。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

??????????

著作者が手続きにかかる費用を負担する?

例えば、今、コラムサイトで記事を執筆しているけど、執筆料をいただくことはあっても、何らかの費用を支払うことなんてないぞ?

??????????

う〜ん。印刷や製本に関する費用は出版社が負担?

ん?

あれ?

本の販売価格って、印刷費用やプロモーション費用などもろもろの諸費用を乗せた額になっているよね?

一冊の本の価格の中に、製本にかかる費用って含まれているよね。

売れることで製本代がかかりますが、それは読者の購入価格に含まれている。つまり購入者負担です。

!!!!!!!!!!

結論が出ました。

これは、出版社が手伝ってくれる自費出版だ!

つまりこういうこと。

・本を作製する費用(編集費用など)=著者
・印刷や流通にかかる費用=本の販売価格に含まれる(購入者負担)
・出版社の負担=「?」。

プロモーション費用については、原則Amazonでしか販売しないということなので、プロモーション自体、さほど必要がないですよね。
一般の書店においてもらうからこそ、プロモーションが必要になるわけですからね。

ということで、出した結論。

「自費出版を、出版社が手伝ってくれるサービス」

つまり、著者負担という経費を払うことで、出版社が「注文が入れば製本してくれる仕組み」を提供してくれるということ(もちろん編集もしてくれるのでしょうけど、どんな編集内容になるかは経験していないので、なんともいえません)。

自費出版のリスクは、「たくさん製本したのはいいけど、全然売れなくて、在庫の山を抱えて困っている」という状況。

それが回避される仕組みが、この方法なんですね。

注意
ただし、本を何冊刷るかにもよります。製本代が著者負担額を下回るなら、自分で刷ったほうがいいです。
冊数によっては、ギャラクシーブックスさんから出すより、安く仕上がることもあるので、「お得かも」って安易に考えないでね。

私の場合、Kindleで電子書籍で自費出版しようと思っていたので、売れなくても在庫不良のリスクはゼロですよね。

そう考えると、ギャラクシーブックスさんから、出版する魅力があまりありません(出版社は売れても売れなくてもほぼノーリスク。著者は売れなければ負担大)。

そんなの、あり?

お断りすることにしました。

結論:やっぱりKindleからの自費出版だね!

ということで先週末、編集者さんにお断りのメールを入れた所、週明けの朝(昨日)、早速お電話をいただきましたが、これまでのお礼を述べてキャンセルさせていただきました。

思いとどまられた理由はなんですか?と聞かれましたが、「著者費用負担が難しくて…」とお答えしたところ、快く承諾いただきました。

そんなこんなで、出版依頼にまつわるお話でした。

Kindleからの子育て本の自費出版、頑張るぞー。

おことわり
私が執筆をお断りしたのは、出版社が信頼できなかったのではなく、あくまでも私のスタイルや出版に関する考え方が違っていたからです。

 

ギャラクシーブックスさんからは、これまでにたくさんの方が出版されていますし、実際にAmazonで販売もされています(スピリチュアル系が多いような気がしますが、気のせいかもしれません)。

注意しないといけないのは、一般の出版スタイルではなく、自費出版の手続き代行みたいな形であるということ。

電子書籍の自費出版で十分!という方は、あえて選択する意味は無いかな。

 

でも、「本を出版社を通じて出版した」というステータスが欲しい人や、「やっぱり紙の本じゃないと」って言う人は、まさにドンピシャですね。

「出版という夢を叶えることができるなら、著者負担もOK!」な人にはおすすめです。

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