Twitterで、連続してつぶやいたツイートを貼り付けておこうと思います。
療育に携わるセラピストにとって大切なこと、3つです。
1.難しいことを分かりやすく説明できること。
難しいことを難しそうに説明するのは、簡単で、難しいことをだれでも分かりやすく説明することが一番難しい。セラピストの多くは、「難しい方が賢い」と思ってる。そんな人は、専門用語を使って説明していることにすら気付いていない。で、そういう人に限って、セラピストは技術だ!とか言ったりする。
— 西村 猛@子どもの発達アドバイザー (@seinosuke2013) October 23, 2017
2.対象者に行動変容をおこしてもらうための支援ができること。
セラピスとしての仕事で一番難しいのは、対象者に「行動変容を起こさせることができるかどうか」。行動変容がない限り、何も問題を解決することはできないのですが、「俺の技術で解決してやるぜ!」というおこがましい限りのセラピストが多いのも事実。井の中の蛙だということに早く気付いてほしい。
— 西村 猛@子どもの発達アドバイザー (@seinosuke2013) October 23, 2017
3.生活を評価できること。
私の事業所のスタッフ(セラピスト)によく言うのは、「まずは、保護者の方のやり方を認めること」。専門家は自分の専門領域の立場で、ものを見たり発言したりしますが、対象者は毎日「生活をしている」のです。良かれと思ってしているアドバイスが、逆に相手を追い込んでしまうことにつながることも。
— 西村 猛@子どもの発達アドバイザー (@seinosuke2013) October 23, 2017
療育の世界では、この3番目の「生活をしっかり見ることができていない」事例が本当に多いです。
それぞれの専門家が、自分の立場から発言してオシマイ。
言う方は、「1つしか言っていない」と思うのですが、それを色々な部門の人から言われたら?
こういったことが続けば、やがてママさんは混乱して、何を優先するべきか分からなくなってしまいます。
でもそれって、無責任な発言ですよね。
そうならないためには「まずは生活評価」をしっかり行うことです。
そして「生活のイメージができたら、次に何をどう取り組むかを考えていく」、というのが一番現実に即した、無理のない方針です。
なお、ゆずでは、スタッフ教育の一環として「生活評価を適切に行う」ため、評価技術力の向上に力を入れています。