【2018.3.17(土)子どもの発達セミナー】体と心の両面から考える子どもの発達 ~乳幼児から学童を中心に~

子どもの発達を考える時は、心と体と言葉のつながりを認識しておくこと

子どもの体の発達が専門の、ゆず代表の西村です。

 

今回は、子どもの発達を考えるなら、心と体と言葉はセットで考えないといけません、というお話です。

その理由は、赤ちゃんが寝返りをしたり、つかまり立ちを始めることを考えると良く分かると思います。

 

たとえば、仰向けに寝ているばかりの赤ちゃんが、寝返りを始めるのはなぜでしょう。

それは、自分より少し向こうにあるおもちゃが気になるからです。

それを取ろうともがくうちに、偶然タイミングが合い、グルッと寝返りができます。

そして、赤ちゃんは自分でも驚き、「うわっ!取れた!!」と思うのです。

 

それを繰り返していくうちに、寝返りをすると、遠いところのものが取れる、ということが分かってくるのです。

やがて、寝返りという活動が、当たり前になっていきます。

 

また、つかまり立ちも同じような機序でできるようになります。

赤ちゃんは、「もうそろそろ立ち上がる時期だよな。僕も。」なんて思いません。

「あ、あの棚の上にあるおもちゃ、気になるなあ」と思うのです。

その頃には、ハイハイなどで培われた脚力がありますので、なんとかおもちゃを取ろうとして、やがてつかまり立ちを覚えていくのです。

 

これらの動作は、一旦覚えると、忘れません。

私たちが、毎日なにげなく、寝返りをうったり、立ち上がったりしているのは、この時の記憶がずっと脳の中に残っているからなのです。

 

そして、これらの活動を行うためには、まずは「○○を取りたい!」「△△を触りたい!」という興味や関心、そして好奇心です。

つまり、欲求(認知)があるから、活動(運動)するということにつながっていくのです。

 

逆に言えば、活動能力(運動面)を向上させたい、と思うなら、子どもの探究心や好奇心(認知面)に対して働きかけをしていく必要があるのです。

 

 

さて、好奇心から運動能力が育つに連れて、今度はその喜びをママやパパに伝えたい!という思いが強くなっていきます。

「ぼく(わたし)、おもちゃが取れたよ!」という気持ちをパパやママに伝え、褒めてほしいと思うようになってきます。

その気持を伝える手段として、「ことば」が育っていきます。

だから、言葉を育てていくためには、伝えたいという気持ちをどうやって引き出してあげるかが大切になります。

 

 

このように、子どもは、こころ・からだ・ことばがともに関連しながら発達していきます。

子どもの発達を考える時には、この3つのつながりをしっかりと認識しておくことが大切です。

 

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