ゆず代表の西村です。
授業中じっと椅子に座っていることができず、立ち歩いてしまうお子さんがいます。
これを見た大抵の大人は、「落ち着きがない子」とか「集中できない子」と感じてしまうと思います。
でも、「椅子にじっと座れない=落ち着きが無い」とは限りません。
例えば、あなたが映画を観に行き、映画館の椅子に座ったとします。
その椅子の座面がでこぼこと波打っていたら、あなたは落ち着いて最後まで座っていられるでしょうか?
おそらく時間中ずっとそのでこぼこが気になって、ひどい場合、映画に集中できないかもしれません。
座面がでこぼこしているのが、気になって、お尻をモソモソと動かすかもしれないですよね。
それを「落ち着きのない大人だ!」とレッテルを貼られるとどう思いますか?
それと同じで、授業中じっと椅子に座っていられないお子さんも、何か自分の中で違和感を感じているのかもしれませんし、じっと同じ姿勢で座っているだけの筋力がないのかもしれません。
もしそうだとしたら、「授業中立ち歩く=落ち着きがない」と決めるのは性急すぎます。
その前に、じっと座れない理由がないか、評価をすることが大切になります。
それが環境設定の第一歩につながることもあります。