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発達障害のあるお子さんの体の問題が放置されている。将来、慢性痛につながりますよ、と断言できる理由

ゆずの体の発達担当、理学療法士の西村です。

さて、私が代表理事を務める一般社団法人子どもの姿勢とこころの発達研究所でも良く言っていること。

それは、「発達障害のお子さんの体の課題や問題が放置されている」ということ。

体の課題とは、「膝が内を向くような歩き方をしている」「ずっとつま先立ちをして立つ・歩く」「どちらかに体が常に崩れている」などです。

 

 

 

これらの問題は、子供の間は「とりあえず歩けているから」とか「特に痛がっていないから」という理由で、あるいは保護者の方がその問題自体に気付いていないため、ずっと放置されてしまうことが多々あります。

 

しかし、大人になってから、これらの問題が原因となり、体の不具合が出てきてしまうことがよくあります。

そして、それは、基本的に治りません。

例えば、関節の変形などは、成人してしまってから改善する(正しい関節に戻す)ことが難しいという方がほとんどです。

 

骨や関節の変形なら「まあ別に変形くらい気にしないし…」というのなら、それはそれでいいかもしれませんが、困るのは、痛みです。

子供の頃から負担がかかって起こった痛みは、慢性化しやすく、安静にしていても、痛みが消えないということにつながりやすいのです。

 

その時になって、これは大変だ、と思っても、もう遅かったりします。

病院で見てもらっても、痛み止め、湿布薬、リハビリ頑張りなさい、といった感じ。

状況がひどければ、手術の適応になることもあるかもしれませんが、それはそれで大変。

で、手術しても、痛みが消えないことが結構あるんです(私の病院勤務の経験上)。

だから、子どものうちに悪くなる芽を摘んでおく、ということが大切になります。

 

さて、私がなぜ、これほどまでに、「将来痛みが出ると、もうどうしようもないですよ」と半分脅しのような記事を書いているのか。

これまでの経験から言える理由があります。

私は、ゆずを開設するまで、療育機関に勤務する傍ら、発達障害や知的障害の方が通所する施設への訪問リハビリなどで、成人期を迎えた方々の体のケアに関する相談・指導を行ってきました。

それらの施設には、20代から上は60代くらいまでの方々が在籍されているのですが、多くの方が、膝の変形と痛み、腰痛、側弯などの背骨の変形とそれから来る慢性痛などを併発していました。

こういった方々は、子供の頃から何らかの体の課題(問題)があったと思われるのですが、長年放置されたままでした。

おそらく、子供の頃は、今ほど痛みや変形もなかったでしょうし、誰も指摘することがなかったのでしょう。

しかし成人し、加齢とともに変形が進行し、痛みが出てきてしまったのです。

 

こうなると、いまさら変形を修正することも、運動やストレッチで痛みを取ることもできず、「現状維持が最大の目的」になってしまいます。

「もっと小さなうちから、気をつけておけば良かった」と悔やまれる方もありますが、残念ながらどうしようもありません。

 

だからこそ、私たちは、彼等から学び、子供の頃から将来の予防を考えていく必要があるのではないかと思います。

先人(といっても少し先を行く方々ですが)の経験を参考に、将来の視点から今を見る、ということが大切です。

 

また、私たち療育を提供する側の人々も、「今の課題」ばかりに目を向けずに、将来の視点から、今するべきことをアドバイスできるようにならなければなりません。

でも、療育に携わる理学療法士って、大人の方を診た経験がないことが多いので、大人になってからの問題に気付かないんです。

 

そんなこんなで、こういった課題や問題が気付かれることのないまま、放置されているのが、現状です。

 

あなたの気付きにつながり、将来に役立てば嬉しいです。

 


ゆずでは、障害のあるなしに関わらず、臨床経験26年でおよそ31,200回のリハビリ指導を行ってきた西村が、体に関する相談や指導を行っています。

「ハイハイをしない」「歩き方が気になる」「ジャンプが苦手で、うまく体が使えない」「姿勢の悪さが気になる」といった体の発達や運動、姿勢に関するお悩みや心配ごとがあれば、まずは西村までご連絡ください。